アルミニウム鋳造でインゴットの作り方を解説
こんにちは、まーくいものです!
今回はアルミニウム鋳造でインゴットの作り方を解説します。
と言ってもアルミが溶かせるなら市販で売ってる型があるので、
それを使えば良いと思いますが、今回は砂型鋳造での方法を解説します。
アルミインゴットは鋳造するのには簡単な形で初心者向きだと思います!
ポイントを挙げると
- 原型はそこまで綺麗にしなくて良い
- 抜勾配を意識する
- 溶けたアルミを流す時注意
この三つですね。
YouTubeにも動画投稿しているので良かったら見てください。
インゴットの型を3Dプリンターで制作
元となる型を3Dプリンターで印刷します。
自分はCADの知識とか全然無いですが、シンプルな物だったら何とか作れます。
もっと複雑な物を作る時はどうしようかと言うのが最近の悩みです。
3Dプリンターで型を印刷したら今度はその型をヤスリで削って形を整えていきます。
これは印刷物の積層痕を削って表面を綺麗にした方が出来栄えが良くなるからですが、
後で磨くのでインゴットならそのままで良いかもしれません。
砂型を作る
型が出来たら次は外で砂型を作って行きます。
この時、溶鉱炉でアルミニウムを溶かし始めた方が段取り的にはスムーズです。
最終的に型を取り出してその空いた空間に溶けたアルミニウムを流すのですが、
型に少しでも傾斜、抜勾配(ぬけこうばい)を付けないと型が全く取れなくなってしまいます。
抜勾配と言うのは簡単に説明すると
砂型から元の型を抜く時に簡単に取れる様に抜く方向に傾斜を付けたものです。
鋳造を始めたての頃はこの抜勾配の知識が無くとても苦労しました。
砂型にアルミを流す
砂型が出来たらアルミを流していきます。
たぶん鋳造をやっててここが一番危ない作業だと思います。
アルミを流す時は耐熱グローブ・保護メガネ・マスクをして作業してます。
砂型から取り出す
冷えて固まったら砂型から取り出します。
早く冷ましたいなら水の中に入れると良いですが、
水蒸気爆発しないよう気を付けてください。
あとプラスチックのバケツだと底が溶けると思うので
ブリキや金属製の器などが良いと思います。
形を整えて磨く
金ノコ等で余分な部分を落としますが
ディスクグラインダーがあった方が手っ取り早いですね。
磨く時にも使えますし、一つ手持ちにあると便利だと思います。
アルミニウムインゴットの完成
ヤスリ掛けの時に番手を順番に上げて磨けば磨く程キレイになると思います。
ただ、とても時間が掛かるのでここは自分が気が済む範囲で良いと思います。
(僕は正直苦手な作業です)
まとめ
毎回ブログ記事内に書いてる気がしますが、
高温に溶けた金属を扱うので趣味でやられる方は怪我をされても責任が取れないので、
自己責任でよろしくお願いします。
それではまた!