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旭化成ワッカー M4470をレビュー|錫・ピューター鋳造に使える耐熱型取りシリコン

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「金属を流し込める型取りシリコンを探している」
「錫やピューターの鋳造に普通のシリコンを使って大丈夫?」
「旭化成ワッカーのM4470って実際どうなの?」

そんな人に候補としておすすめしたいのが、旭化成ワッカーシリコーン M4470です。

M4470は、一般的なレジン用の型取りだけでなく、低融点金属を鋳造するためのシリコン型として使えるのが大きな特徴です。

メーカーも低融点金属合金の鋳型製作を主用途のひとつとして案内しており、耐熱性だけでなく、流動性・型の硬さ・熱の逃がしやすさを考えて作られています。

この記事ではM4470の特徴やメリット・デメリット、どんな人に向いているのかを分かりやすく紹介します。

結論から言うと、錫・ピューターなどの低融点金属を鋳造するためにシリコン型を作りたいなら、かなり有力な選択肢です。

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旭化成ワッカー M4470とは?

M4470は、旭化成ワッカーシリコーンが取り扱っている2液型・縮合反応硬化タイプの型取り用シリコーンゴムです。

液状の主剤に硬化剤を混ぜ、常温で硬化させてシリコン型を作ります。

一般的な模型やレジン複製用としても使用できますが、M4470の大きな特徴は耐熱性と型の剛性です。

メーカー公式情報では、流動性が良く、自己脱泡性があり、高硬度・低粘度で、特に低融点金属を鋳造する用途に適しているとされています。

M4470の主な特徴

  • 低融点金属の鋳造に対応
  • 耐熱性が高い
  • 型が比較的硬く変形しにくい
  • 流動性がよく細かい部分まで入りやすい
  • 自己脱泡性がある
  • 2液を混ぜて常温硬化できる
  • 錫・ピューター・メタルジグなどの鋳型に使いやすい

特に「金属を流したときに型が変形しにくい」という点は、鋳造用として大きなメリットです。


M4470を選ぶ一番の理由は「低融点金属を鋳造できること」

型取り用シリコンなら安い製品もたくさんあります。

しかし、私が鋳造用途で重要だと考えているのは価格よりも「溶かした金属を流し込めるか」です。

普通の型取り用シリコンは、レジン・石膏・ワックスなどを複製する用途を想定したものも多く、高温の金属を直接流し込む用途には向いていない場合があります。

一方、M4470はメーカー自身が低融点金属合金の鋳型用途を案内しています。

メーカー資料では、低融点金属を鋳造する場合について融点300℃以下という目安も示されています。

そのため、

「錫を鋳造したい」
「ピューターでアクセサリーを作りたい」
「メタルジグやオモリを作りたい」

という人にとって、用途がはっきりしていて選びやすいシリコンです。


錫・ピューターとの相性がいい

個人的にM4470を特におすすめしたいのが、錫やピューターを使った鋳造です。

錫やピューターはアルミニウムなどと比較して融点が低いため、耐熱シリコン型を使った鋳造に向いています。

金属加工というと砂型鋳造や金型を想像するかもしれませんが、シリコン型なら原型から比較的簡単に複製用の型を作れるのが魅力です。

例えば、

アクセサリー、チャーム、小型オブジェ、パーツ、装飾品など、同じ形を何個も作りたいときに便利です。

特にハンドメイド作品では、一度シリコン型を作っておけば原型を毎回作り直す必要がありません。

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M4470は硬めのシリコン

M4470を購入する前に知っておきたいポイントが、硬化後のシリコンが比較的硬いことです。

これはメリットにもデメリットにもなります。

メリット

金属を流し込んだときに型が変形しにくいため、寸法や形状を維持しやすくなります。

特に平面的なパーツや、アンダーカットの少ない形状では使いやすいです。

デメリット

柔らかいシリコンのように大きく曲げたり伸ばしたりしにくいため、複雑なアンダーカットがある原型では脱型しにくくなります。

メーカーもM4470について、高い剛性や熱安定性が必要で、アンダーカットがない、または少ない型に適していると説明しています。

そのため、

複雑なフィギュアを複製するための万能シリコンというより、金属鋳造向けの硬めの型を作りたい人向け

と考えると分かりやすいです。


流動性が良く細かい部分にも入りやすい

型取りで困るのが気泡です。

シリコンが硬すぎたり粘度が高すぎたりすると、原型の細かい凹凸部分までシリコンが入り込まず、型が欠けてしまうことがあります。

M4470はメーカーも良好な流動性と自己脱泡性、低粘度を特徴として挙げています。

実際、通販サイトの購入者レビューでも、流動性や気泡の抜けやすさ、型の変形しにくさを評価する声が見られます。

もちろん真空脱泡機を使用できるなら、より安定した型を作れます。

メーカーの日本向け加工方法でも、混合後に5~10分程度の真空脱泡を行う方法が案内されています。


M4470の使い方

基本的な流れは難しくありません。

  1. 主剤を十分に撹拌する
  2. 必要量を計量する
  3. 硬化剤を加える
  4. 気泡を巻き込まないように混ぜる
  5. 必要に応じて真空脱泡する
  6. 原型へゆっくり流し込む
  7. 完全に硬化するまで待つ
  8. 原型を取り外す

ここで注意したいのが硬化剤の添加量です。

ネット上ではM4470について「2%」「3%」「4%」など複数の情報が見つかります。

現在の旭化成ワッカー公式製品ページでは、T40使用時に主剤:T40=100:2という加工例が掲載されています。

一方、市販されているセット商品では異なる配合量が案内されている場合があります。

そのため、ネット上の数値だけをそのまま使うのではなく、実際に購入した商品のラベル・説明書・販売元が指定している配合比率を優先してください。

デジタルスケールも用意しておくことをおすすめします。


金属を鋳造する前に知っておきたい重要ポイント

M4470でシリコン型を作ってすぐ金属を流す、という使い方はおすすめしません。

メーカーでは低融点金属鋳造について、鋳型を約150℃で数時間ポストキュア(追加加熱)してから使用する方法を案内しています。

さらに、薄肉の型を使用し、アルミ板など熱伝導性の良い材料の上に置いて鋳造することも推奨されています。

また、新しいシリコン型では最初の鋳造時にシリコンからガスが出て、鋳肌に細かい凹凸が発生する場合があるとメーカー資料に記載されています。

このあたりは普通のレジン用シリコンとは少し違うところです。

本格的に錫やピューターを鋳造するなら、ぜひ覚えておきたいポイントです。


M4470の良かったところ

M4470の魅力をまとめると、やはり一番は金属鋳造用途が明確になっている安心感です。

安いシリコンを買ってから、

「これに溶かした錫を流して大丈夫なのか?」

と悩むくらいなら、最初から低融点金属の鋳造用途が明記されているM4470を選んだほうが分かりやすいです。

特に評価したいのは、

耐熱性・流動性・型の硬さ

のバランスです。

金属鋳造では柔らかすぎるシリコンより、形状を保持してくれる硬めのシリコンのほうが扱いやすい場面があります。


M4470の気になるところ

もちろん万能ではありません。

最大のデメリットは、一般的な型取り用シリコンと比べて「柔らかくてよく伸びるシリコン」ではないことです。

複雑なアンダーカットが多い原型の場合、M4470の硬さが逆に使いにくくなる可能性があります。

また、主剤と硬化剤を正確に計量する必要があるため、初めて型取りする人は0.1g単位程度まで測れるデジタルスケールを用意しておいたほうが安心です。

通販レビューでも、硬化剤の計量や容器の扱いに少し手間がかかるという意見があります。


M4470がおすすめな人

M4470は特に次のような人におすすめです。

  • 錫を鋳造したい
  • ピューターを鋳造したい
  • 低融点金属用のシリコン型を作りたい
  • メタルジグやオモリの型を作りたい
  • レジン用ではなく耐熱タイプを探している
  • 変形しにくい硬めのシリコン型が欲しい
  • アクセサリーや小型パーツを複製したい

逆に、複雑なフィギュアなど大きなアンダーカットがあるものを型取りしたい場合は、もっと柔らかく伸びる型取りシリコンも比較したほうがよいでしょう。


Amazonの1kgセットは初めて試すのにちょうどいい

初めてM4470を使うなら、まずは1kg+硬化剤のセットから始めるのがおすすめです。

シリコン型は想像以上にシリコンを使用するので、小さすぎる容量では途中で足りなくなることがあります。

一方、いきなり業務用の大容量を購入すると、初めて使う人には多すぎます。

その点、1kgは小型~中型の型を試作しながら、M4470の硬さや流動性を確認するには扱いやすい容量です。

Amazonでは価格や在庫が変動するため、購入前に最新価格を確認してください。

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まとめ|金属鋳造用の型取りシリコンならM4470は有力候補

旭化成ワッカー M4470は、単なる型取り用シリコンではなく、低融点金属の鋳造を想定した耐熱型取りシリコンです。

特に錫・ピューター・メタルジグ・オモリなどを作りたい人とは相性が良い製品です。

流動性があり、硬化後は比較的硬く、金属を流し込んだ際にも形状を維持しやすいのが特徴。

もちろん複雑なアンダーカットには向きにくいという弱点はありますが、

「低融点金属をシリコン型で鋳造したい」

という目的なら、まず候補に入れてよい製品だと思います。

特に「どの耐熱シリコンを買えばいいのか分からない」という初心者の場合、メーカーが低融点金属用途を明記しているM4470は選びやすい製品です。

まずは1kgセットで型を作り、自分の作品との相性を確認してみるのがおすすめです。

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まーくいもの
まーくいもの
アルミニウム鋳造(ちゅうぞう)
YouTubeでアルミを溶かして何か作ってます。まーくいものと言います。 アルミ鋳造の動画を投稿を始めてから色々興味が出てき、製作物の販売・ブログ等を始め様と思います。今後はアルミニウム以外にもホワイトメタル・錫などを使ってみたいです。
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