下げ缶を使った小さい自作溶解炉の作り方
こんにちは、まーくいものです!
今回は以前作った溶解炉とほぼ同じやり方で小さい溶解炉を作ったので、
興味があって作り方を検索してこられた方の参考になればと思い記事にしてみます。
作り方はこちらの記事とほとんど変わらないのでこちらを見ていただけると幸いです
これが絶対正しいやり方では無いので真似される方は自己責任でよろしくお願いします。
火を取り扱いには十分注意してください。
用意する物
今回使用する容器は蓋が付いたシーリング材の容器を使いまわしてます。
シーリング材を落とすのに時間が掛かるので、新品の下げ缶を買われる方がキレイに早く出来るかもしれません。その場合、蓋は百均に売ってある洗面器等で型取りを行う必要があります。
Amazonで似た様な物はこちらになります。
今回使用した下げ缶は3Lか4Lで、この下げ缶に必要なセメントは蓋と本体を作るのに10kgでいけました。
燃料を入れるタンクは上に吊るすので引っかける手持ちがあるタイプだと良いです。
雨ざらしで保管してたるつぼが割れてきたのでついでに購入しました。
その他の部品はホームセンター・モノタロウで揃えてた物を使い回したので、
溶解炉を作る費用は5,600円で済みました。
0から始める方は↓の記事と画像を見て自分が必要な物を選択して作ってください。
大きなるつぼに対応させる
普段使っているるつぼは750mlのるつぼですが、大きい製作物を作る時に大量のアルミを溶かすのに1500mlのるつぼも所持してます。
ですが大きいるつぼはそのまま溶解炉を作ると蓋が閉まらないので一工夫必要になります。
3Dプリンターで作った型で画像の様に蓋に干渉させない為、上に少し隙間が出来る様にしてみました。
この形の容器を見つけるのは難しいと思うので、小さいるつぼしか使わないのであれば
真ん中一本通す棒を入れてセメントを流せばいいと思います。
アルミ鋳造をやりたいと考えている方なら3Dプリンターがあれば今回使った型も製作できるし、個人的に砂型鋳造とも相性が良いと思っているので一台あってもいいかもしれません。
基本的な構造
基本的な構造は下にある画像の様になります。
溶解炉と燃料を送る管を分離するか一体型にするかで少し変わってきます。
個人的に2年程使ってきた感想ですが、分割すると持ち運びは楽になりますが溶解炉本体と管を通す穴の部分に少し隙間が出来るので空気が漏れて燃焼時の効率が悪い様な気もします。
今回、一体型で作ってみましたが燃焼時、空気の漏れ等は無く煙の量も少なくなった気がします。
持ち運びやすさを選ぶか燃焼効率を選ぶかはお任せします。
作るのが簡単なのは分離型です。
管の向きは溶解炉本体に対して上から下に差し込んで、向きは空気の流れを意識して少し斜めに入れると空気が渦を巻いて効率よく燃焼出来る気がします。
耐久性
今まで使っていた同じタイプの溶解炉は雨ざらしで二年間使って今でも使えるとは思いますが、
さすがに何もしないとサビは来てしまうので定期的に耐熱の塗料で塗装した方が良いかもしれません。
塗料はバイクのマフラー等に使う物で塗装してます。
まとめ
750mlのるつぼに合わせた小さい溶解炉の紹介をさせて貰いました。
アルミを大量に溶かして大きな物を作るのには向いていないですが、ちょっとした小物を作るのには十分なのでは?
一工夫すれば大きいるつぼにも対応出来るので自分の用途に合わせて作ってみてください。
動画あるのでそちらも見て参考にしていただけたらと思います。
作られる方は気を付けて作業してください。
それではまた!