鋳造する時の問題点・注意点・危険性
こんにちは、まーくいものです!
今回は鋳造する時に何を気を付けたら良いのか、
どんな問題が発生するのかを書いてみます。
僕がやっているのが金属にアルミニウムを、金属を流す型に砂を使った
砂型鋳造なのでその方法で解説したいと思います。
自分自身、鋳造作業に慣れて来て気が緩んでいる部分もあると思うので、
改めて自分に言い聞かせたいと思いこの記事を書かせて頂きました。
鋳造する場所の問題
溶鉱炉で金属を燃やしたり、砂型を作るのは同時進行で結構場所を取るので、
最低でも自動車一台分が入るだけのスペースを確保しといた方が良いと思います。
万が一の時の逃げ道を確保しといた方が良いので、自動車二台分もあれば十分かと。
溶鉱炉を使用時の騒音問題
金属を溶かす時にファンで風を送り込みながら燃やしているのですが、
このファンの音と溶鉱炉で燃えてる炎が
送られて来る風でなびくと「ゴオォォ」と結構大きな音がします。
僕はまだ音の関係で苦情を言われた事はありませんが、
地域によっては大掛かりな鋳造自体難しいかもしれません。
溶鉱炉を使用時の臭いと煙
溶鉱炉の燃料として灯油を使っているのですが、
燃やすと石油ストーブの不完全燃焼時の臭いが少しします。
煙は熱くなるまでは少しありますが温度が安定してくると
気にならないと思います。
臭いは敏感な人は気にするかもしれません。
金属を高温に溶かす事の危険性
一番気を付けないといけない事はこの部分だと思います。
僕がやっているのはアルミニウムを使った鋳造ですが、
アルミニウムの融ける温度が660℃と高温なので、
肌に直接触れたらと考えるとゾッとしますね。
まだ大きな怪我とかはしてないですが、
運が良かっただけなのでこれからも気を付けて作業したいと思います。
溶けた金属が漏れ出す危険性
これは何度か経験していて、
木が燃えたり、床が水平じゃないと金属が床を流れるのでとても危険です。
一度漏れてしまうとどうしようも出来ないので、
慌てずに冷めるのを待ちましょう。
水蒸気爆発の危険性
金属が漏れた話をしましたがここで焦って水を急に掛けると、
水蒸気爆発が起きるかもしれません。
僕は霧吹きで火を消しながら金属もゆっくり冷ますやり方をしてます。
これが良いか悪いかは置いといて、これからやられる方で不安な方は
消火器を準備する等した方が良いかもしれません。
熱くない様に見えるがとても熱いので注意!
砂型から取り出した直後は熱くない様に見えますが、
水を掛けると直ぐ蒸発するほど熱くなっているので、
素手で触ると大変危険です。
取り出した後も燃え易い所に無造作に置くと、
燃えたり溶けたりするので注意が必要です。
まとめ
騒音・臭い・煙問題は住んでいる地域が田舎という事もあり、
苦情は今まで来てないですが、
住宅密集地だと厳しいかもしれません。
その問題が無ければ、高温に溶けた金属の扱いに注意して
鋳造にチャレンジしてみてください。
色々偉そうに書いていますが僕は仕事で鋳造はしていませんし、
趣味で素人作業のDIYなので、もし真似される方がいたら
自己責任でよろしくお願いします。
今回は作業に慣れて来た自分に向けての記事でしたが、
みなさんも気を付けて作業なさって下さい。
それではまた